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2021/07/14お役立ち情報
【ばね】社会発展を支える日本発条の技術力とは

日本発条(ニッパツ)はクルマの操縦を安定させ、乗り心地を左右する「懸架ばね」世界一の自動車部品メーカーです。
自動車の「安全」「環境保全」「快適」「高機能」のためのキーパーツを世界中に提供しています。
1939年の創立以来、真摯に技術力を磨き続けて、2019年に80周年を迎えました。
今回は、「ばね」によって社会発展を支える日本発条の技術力を紹介します。

日本発条の「金属加工技術」

日本発条の「発条」は「ばね」を意味しており、ばねを中心とした金属加工の優れた技術を有しています。
ばねにはさまざまな種類があり、自動車の走行安定性や乗り心地の向上など、お客様のニーズを満たすためには精良な技術が必要です。

では、どんな製品があるのか、いくつか見てみましょう。

■コイルばね
・乗用車やミニバンを中心に最も広く使用されているばね
・路面からの振動や衝撃を吸収して、快適な乗り心地を提供
・軽量化と高度強化を両立させ、路面からの振動や衝撃を吸収し、燃費向上や乗り心地改善に貢献

■板ばね
・商用車の懸架装置に採用されている板状のばね
・乗り心地向上と走行安定性の両立を実現
・材料、形状、工法の研究開発を重ね、高強度化と軽量化を両立させるとともに、悪路にも耐えられる

■スタビライザ
・コーナリングや車線変更時にクルマの傾きを抑えるために必要なばね
・走行安定性の向上に貢献
・中実タイプはばね鋼を、当社が開発した中空タイプは高品位電縫管や引き抜き管を使用
・中空タイプは要求強度などに応じて、薄肉管と厚肉管を使い分けることで、中実タイプに比べ20〜50%の軽量化が可能

■トーションバー
・ねじれた金属の直棒が元に戻ろうとする力を利用したばね
・トラックのティルトキャブサスペンションや一部のトラック用フロントサスペンションに採用されている
・取り付けスペースを小さくできる
・日本初のマイカーといわれた「スバル360」にも搭載された

上記は製品の一部ですが、卓越した金属加工技術によって、お客様のニーズに応じた高品質な製品を生産しているのです。

次章では、自動車のシート生産と技術について紹介します。

日本発条の「組立・カバーリング力」

日本発条が生産しているシートは、高い安全性と優れた快適性を重視したシートです。
前述の「金属加工技術」と「組立・カバーリング力」を駆使し、シートフレームはもとより、コンプリートシートを設計から組立まで一貫生産しています。

シート生産工程では、生産性の大幅な向上と省スペース化の実現のため、シートフレ-ム溶接機の開発や、最新鋭のロボット導入など、自働化の推進や新技術の採用に積極的です。

では、どんな製品があるのか、いくつか見てみましょう。

■薄型サスペンションシート
・バックとクッションが連動するサスペンション一体型シート
・従来の磁気サスペンションシートと比べて、大幅な軽量と薄型化を実現
・当社オリジナルのウレタンフォームとトーションバーにより振動を吸収/緩和
・振動吸収性能は、従来のサスペンションシートと同等で、小型トラックにも搭載可能
■スポーツセダンシート
・優れた快適性と高い安全性を備えたシート
・高い衝突安全性能に対応する強度を備え、最適化設計により、後方からの追突時に乗員のむち打ち障害を軽減

■軽ワンボックスワゴンシート
・快適性に優れた、軽ワンボックスワゴン向けのフロント&リアシート
・機能性とくつろぎを両立するフロントベンチシートと、足元が広く快適なリアシートを備え、広いスペースを多彩に使いこなせるシートアレンジが可能

■ワンモーターパワーシート
・パワーシートの前後スライド、上下リフター、リクライニングの各機構を1つのモーターで動かすことが可能
・モーター、ワイヤーハーネスの削減により、コストダウン、軽量化、省資源を実現


創業以来の技術の積み重ねと最新技術の導入で、より高品質なシートを生産しているのです。
次世代自動車によって、今後さらに需要が増すと予想される、軽量化技術や高強度化技術について、次章で紹介します。

日本発条の「軽量化技術・高強度化技術」

環境に配慮した次世代自動車の普及には自動車部品の「軽量化技術・高強度化技術」が必要です。
日本発条では、軽量化を追求した高強度ばねによって、省資源や燃費の向上に貢献しています。

では、どんな製品があるのか、いくつか見てみましょう。

■線ばね
・様々な用途に応じて、圧縮コイルばね、引張コイルばね、ねじりコイルばね、線細工ばねなどがある
・材料、設計、加工方法などあらゆる方向から研究開発を重ね、ニーズに応じた応力、強度、耐久力を持った製品を提供
・当社が開発した世界最小クラスの微細ばねは髪の毛以上の細さを実現

■薄板ばね
・薄い板材をばねにしたもの
・決まった形はなく、用途により、様々な形状につくられる
・材料、形状、必要強度などによって、製造方法はきめ細かく分かれている
・材料は、炭素合金、ステンレス、銅合金などさまざま

■HDD用機構部品
・超精密なプレス、切削などの加工により、高精度が要求される部品を各分野に提供
・高度な金型製作と精密加工の技術により、プレス加工のみでミクロンレベルの精度を実現
・従来の機械加工品に比べて、大幅なコスト低減が可能

このように、日本発条では時代のニーズに応えるべく「軽量化技術・高強度化技術」を磨き、高品質かつ革新的な製品を生産しています。

まとめ

今回は、「ばね」によって社会発展を支える日本発条の技術力を紹介しました。

1~3章で紹介した技術以外にも、あらゆる技術を日々研究・導入し、社会貢献に繋げています。
※日本発条の技術については「こちら」

自動車分野を得意とするのはもちろん、情報通信分野、産業生活分野など多面的な事業展開を行い、活動領域を拡大させています。
日本発条は、生活になくてはならないキーパーツを提供し、社会の一翼を担っているという自負があります。

また、「ものづくりはひとづくり」と考え、人材の育成も積極的に推進しています。

社員は毎年20日近く有給休暇を取得する社風で、大型連休もあり、慶弔・育児・介護などの各休暇も取得しやすい環境です。
※社内制度については「こちら」

意欲を掻き立てる体験型研修やグローバルに活躍できる人材育成研修など、6つの規範を踏まえた研修プログラムは圧巻です。
一緒に社会を支えていきたいと思う、あなたの応募をお待ちしています。
※研修については「こちら」


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