COMPANY

ニッパツは1939年、東京芝浦に自動車用懸架ばね工場を興して以来、自動車産業とともに成長を続け、今や情報通信、産業・生活の分野に業容を拡大しています。そして世界同時不況やパンデミックの中でも挑戦を止めることなく、世の中に新たな価値をつくりだしてきました。その結果、お客様の困りごとにキーパーツの提供でお応えすることで、グローバルシェアNo.1の商品も数多く保有し続けています。

2024年4月、上村が代表取締役社長COOに就任し、私は代表取締役会長 CEOとなりました。この人事は、2026年を最終年度とする新中期経営計画の実行を通じ、更なる企業価値向上を目指すために実施したものです。営業の第一線において長年にわたり、多くのお客様と揺るぎない信頼関係を築いてきた上村を社長COOとすることで、当社のさらなる躍進につなげてまいります。

2039年に創立100周年を迎えるニッパツ。当社の考え方の中心として位置づけるのが「人を大切にする」姿勢です。ニッパツには、情熱を持った従業員を大切にし、後押しする風土があります。私はこれからも上村とともに、人を最も貴重な財産と捉え、その力を最大限に生かすことで持続的な成長と企業価値の向上に向け、経営の舵取りをすすめてまいります。

私は、2024年4月に社長COOを拝命しました。創業以来85年以上受け継がれてきたニッパツの歴史の重みに身の引き締まる思いです。この場をお借りして、株主・投資家、お客様、お取引先様、従業員とそのご家族をはじめとする、日ごろお世話になっている皆様に、心からの感謝を申し上げます。

当社は、経営基盤の持続的な強化にあたり、「人」すなわち従業員を大切にしてきました。ニッパツの従業員は、誠実かつ真摯に業務に向き合うことでものづくりを進化させ、今日まで、競争力の源泉であり続けています。今後も当社は、従業員とともに成長すべく、働きがいのある、働きやすい職場と成長の機会を提供し続けます。
そして、事業活動におけるお客様・お取引先様との関係においては、期待される「なくてはならないキーパーツ」を開発・ご提供するため、適正なお取引、品質第一のものづくり、そしてニッパツとしての生産性向上によるサービス向上を通じて、「長く付き合いたい」と思っていただける信頼関係を堅持してまいります。

また、環境貢献型製品や社会課題の解決に資する製品創出に向けた努力を継続していくとともに、「ニッパツ環境チャレンジ」も力強く推し進め、社会と地球環境課題の解決に貢献してまいります。

こうして、事業活動を通じたあらゆるステークホルダーのご期待にお応えする努力をこれからも続けられるよう、2024年度から始まる中期経営計画においては、サステナビリティの推進に一層注力いたします。
ニッパツグループとして、将来にわたり豊かな社会の実現に貢献できますよう、CEO茅本とともに尽力してまいります。ご支援のほど何卒よろしくお願いいたします。