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2021/05/27お役立ち情報
自動車業界の最新動向-現状・今後・就職事情-

自動車業界は日本のものづくりを支える大きな柱のひとつで、毎年就活生に人気の業界です。
しかし今年は新型コロナウイルスの影響で、自動車業界も就活も大きく変わっているため、不安も多いことでしょう。
今回は、自動車業界の最新動向を紹介します。

自動車業界の現状とは

コロナ禍でこれまでの生活が一変したように、自動車業界でも打撃を受けていました。
しかし、コロナ禍に負けることなく、回復している現状があります。


■販売台数の動向
一般社団法人 日本自動車販売協会連合会、一般社団法人 全国軽自動車協会連合会が調査している新車販売台数(登録車+軽自動車)の発表によると、2020年1月~12月までの販売台数は約4,598千台で、2019年1月~12月までの販売台数の約5,195千台と比べると、前年比は88.5%しかないことが分かります。

しかし、月々の数値をよく見ると、2020年10月~2021年3月の販売台数は前年を上回る台数となっており、復調中です。
※参照:http://www.jada.or.jp/data/year/y-rl-hanbai/

また、中古車販売数も減少していましたが、こちらも回復傾向にあり、自動車の需要は少しずつ立ち直っています。
※参照:http://www.jada.or.jp/data/year/y-u-touroku/y-u-type/y-u-type-ns/


■生産台数の動向
一般社団法人日本自動車工業会が発表している統計を見ると、2020年の上半期実績台数は約6,125千台で、前年の約9,571千台に比べて64.0%と大きく減少していました。

しかし、2020年10月~12月には約4,890千台と前年の約4,675千台よりも増加しており、回復傾向です。
※参照:https://www.jama.or.jp/stats/foreign_prdct/20210226.html


日本発条も新型コロナウイルスの影響を受けて受注減少による売上の減少などが発生しておりましたが、マイクロコンタクタ事業強化による新規事業開拓などの対策をしています。
また、感染者対策や感染拡大の防止措置などにも注力している最中です。

次章では、自動車業界の今後についての考察、最新動向について紹介します。

自動車業界の今後考察【最新動向】

今後の自動車業界は、様々なイノベーションによって新たな需要が見込めると考えられます。

各メディアで、自動車業界の今後について明暗分かれる考察が出されているため、混乱している人もいるでしょう。
確かに短期的で急速な回復は望めず、withコロナで今は耐える時期かもしれません。
しかし、多くの自動車関連企業では、投資支出を抑え、一時的な時短勤務でリストラを回避するなど、前向きな施策に取り組んでいるのです。

また、近年自動車業界は「100年に1度の大変革時代」といわれています。
2016年のパリモーターショーでダイムラーAGのツェッチェCEOが「CASE(ケース)」という造語を同社の世界戦略の柱として提唱し、自動車業界内でも着々と変革の準備を進めています。

・C:Connected:コネクティッド化
⇒IoTの活用により、車とドライバー、車とデバイス・サービス、自車と他車をネットワークで接続
・A:Autonomous:自動運転化 (人間の手によらない、運転の自動化)
⇒日本では世界に先駆けて、2021年3月に、レベル1~5までの5段階中レベル3(限定領域での条件付自動運転車)の量産車、新型「LEGEND」(ホンダ)を発売
・S:Shared & Service :シェア&サービス化
⇒カーシェアやライドシェアなどを代表とするシェアリングサービス
・E:Electric:電動化
⇒電気自動車の普及によって二酸化炭素排出量を抑制

コロナ禍による財政悪化や人材不足などで停滞はしていたものの、自動車業界活発化の起爆剤のひとつになっています。

また、2020年9月に行われた経済産業省の自動車政策の方向性に関する検討会では、今後の自動車産業について下記のような方向性の案などが示されました。

・構造変革のチャンスとして、社会制度の変革・イノベーションを促す仕組みを政府が整備
⇒自動車産業のモビリティ産業への変革サポート、脱炭素化・電動化に向けた対応
・コロナ禍を乗り越える対策としてのサプライチェーンの維持・強化
⇒構造変革の方向性に沿うものを重点支援
※参照:https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/mobility_kozo_henka/002.html

このように、自動車産業は日本経済と雇用を支える戦略産業であるため、国としてもサポートに注力しており、以前の水準へと回復に向かっているのです。

尚、世界的に見ても自動車業界は生産水準、販売水準ともに復調しており、今後もCASEの推進が自動車業界の復活を後押しすると考えられます。
※参照:https://home.kpmg/jp/ja/home/insights/2021/01/ki-automotive.html

では、次の章で自動車業界の就職事情について見ていきましょう。

自動車業界の就職事情

自動車業界の現在の就職事情は、世間一般の就職事情と同様に楽観的には考えられません。

前述のように自動車業界全体がコロナ禍の影響を多大に受け、新卒採用に消極的な企業もあります。
合同説明会や企業説明会、面談やOB訪問などの、従来の採用活動を行うことは難しいです。
中小企業を中心に、費用や人員が必要なために、採用活動を時代に合わせてシフトできない企業も少なくありません。

一方で、人材育成に力を入れて、やる気のある優秀な学生を採用しようと画策し、インターネットを活用した採用活動をしている企業も多々あります。
※参照:日刊自動車新聞2020年3月17日号

日本発条もその企業のひとつです。
2020年3月に新卒採用サイトをオープンし、オンラインを活用した採用活動も積極的に行っています。
⇒「未来を弾ませよう!」をコンセプトにした新卒採用サイトのトップページはこちら



【関連記事】
『【日本発条の採用】新卒必見!ニッパツの魅力や職種を紹介』

まとめ

今回は、自動車業界の最新動向を紹介しました。

■自動車業界の現状
・新型コロナウイルスの影響で自動車の需要が減少し、生産台数も減少している
・日本のみならず、世界中の自動車業界がコロナ禍の打撃を受けている

■自動車業界の今後考察(最新動向)
・withコロナで今は耐える時期
・業界自体が衰退することはなく、コスト削減などの前向きな施策で回復に向かう
・「CASE」を起爆剤にピンチをチャンスに変えて復活
・国としても自動車業界をサポート

■自動車業界の就職事情
・コロナ禍の影響で採用に消極的な企業もある
・やる気のある優秀な学生を採用しようと画策している企業も多数ある

日本発条は「常に新しい考え方と行動で成長する」ことを企業理念の中に掲げ、創業以来時代のニーズに合わせて成長できる土壌を作り続けてきました。

2019年の9月に創立80周年を迎えることができたのは、第二次世界大戦やバブル崩壊、リーマンショックや東日本大震災などのピンチをチャンスに変えてこられたからです。

日本発条は、型にはまらず可能性に挑戦しチームワークで困難を乗り越える、意欲を持った人材を広く求めています。

ぜひ、あなたも一緒に自動車業界を盛り上げていきましょう。

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